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2014年4月 1日 (火)

【4月1日】日本手帖の会、分裂___か?【April Fools】 #手帳 #techo #bungu #文具 _

April_fool

 2010年に発足し、近年では「手帳100冊!書き比べ総選挙!!」などのイベント開催で、手帳ユーザー、文房具ユーザーに知られている市民団体「日本 手帖の会」。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだが、最近、その日本手帖の会に「分裂の危機」が迫っているというまことしやかな噂が囁かれている。
 真偽のほどを確かめるべく、我々取材班は関係者への取材を行った。

 まず話を伺ったのは、日本手帖の会の内情を知るという事情通のΩ氏。

 日本手帖の会は、もともと様々な手帳を使うユーザーが集まってできた団体。特定の手帳、個人、企業などに依存しない運営にはメリットも多い。しかしそれは運営が良好であることが前提。一度問題が起こり、意見が対立した場合、各自が愛好する手帳に対するこだわりが出てくるのは必然的。
 最近は、会員間のいわゆる『手帳性の違い』が浮き彫りになっている状態。最近はそれが特に顕著で、見えないところでは争いや諍いも絶えず、会議の席では手帳が飛び交うこともしばしばとか(Ω氏)

 様々な手帳のユーザーが集まっていることが、会の多様性に好影響を与えている一方、一枚岩ではない、いわば手帳寄り合い所帯の側面もあるといったところか。
 続いて、複数名の会員と個人的な関わりもあるというΣ氏。Σ氏はより明確に、「分裂は秒読み。解散はもはや時間の問題」と言う。

 何人かの会員から話を聞いているが、すでにいくつか、新たな団体の立ち上げが進んでいるようだ。これは日本手帖の会からの独立と言うよりは、日本手帖の会の複数の団体への分裂と言えるだろう(Σ氏)

 Σ氏や他複数の関係者の証言によれば、設立が噂される団体は現在判明しているだけでも下記の通り。

  • 現在の日本手帖の会の主流派が参加し、「明るく、楽しく、激しい手帳」を標榜、王道の手帳を追求する「全日本手帖の会」(通称「全日」)。
     
  • 手帳の色は濃い青に限るという若手集団「濃紺三銃士」、手帳の用紙や縫い糸の素材から追求する「平成繊維軍」など、多彩な集団が集まり、ストロングスタイルの手帳を目指す「新日本手帖の会」(通称「新日」)。
     
  • システム手帳愛好家を中心に、「リング式の手帳こそ最強」を唱え、ノート、メモ、ふせんなど、様々な紙系文房具との異種格闘手帳路線を追求する「リングっす」
     
  • 東北地方を主な活動拠点とし、県民手帳や地元企業による手帳など、郷土色豊かな手帳を繰り広げ、地域活性化への貢献も目的とする「みちのく手帳」
     
  • 炎のカリスマ手帳「大きな厚し」が旗揚げ、「有刺鉄線電流爆破手帳」などの過激なデスマッチも含め、これまでにない独自路線の手帳が早くも注目を集める「Frontier Memo writig」(略して「FMW」)。

 更に、残った会員も、新たな団体を立ち上げるか、いずれかの新団体へ加入すると見られる。まさに群雄割拠。このため、日本手帖の会としての活動は無期限の休止が余儀なくされるとの見方が広がっている。

 そんな中、我々取材班は、ついに日本手帖の会とのコンタクトに成功した。日本手帖の会の事実上の顔である事務局からどんな言葉が語られるのか。我々は緊張と期待とともに赴いた。

日本手帖の会が分裂・解散するというのはまったくのデマ。一部の会員が酒の席ででっち上げたもの。エイプリルフールのネタ程度に楽しんでもらえればと考えて黙認していたが、まさかここまで話が大きくなるとは。改めて否定しておきたい。
 日本手帖の会は、今後も一致団結し、ユーザーの立場から日本の手帳界の発展に寄与していきたいと考えている。引き続き、各方面からご指導、ご鞭撻を賜りたい(日本手帖の会事務局・ジャンボ間辺氏)

 まさかのエイプリルフールネタに、取材班一同、驚きを禁じ得なかった。しかし、日本手帖の会の継続には、日本全国1億3,000万人の手帳ファンの皆様が胸をなで下ろしていることと思う。

 今後も取材班では、日本手帖の会の動向に注目したい。

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