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2014年6月26日 (木)

【書評】今も変わらず興味深い、オシムさんの視点『Sports Graphic Number PLUS イビチャ・オシム日本サッカーに告ぐ2014』(文藝春秋)

Number PLUS「イビチャ・オシム 日本サッカーに告ぐ 2014」 [ムック] 『Sports Graphic Number PLUS イビチャ・オシム日本サッカーに告ぐ2014』(文藝春秋)

 雑誌『Number』本誌の記事、メールマガジン『オシム問答』掲載の内容に最新インタビューを加えたもの。イビチャ・オシムが、ザッケローニ監督就任以降の日本代表について、アジアカップやコンフェデレーションズカップなどの大会、ヨーロッパへの遠征など、主要な試合ごとに、どこが課題か、どこが通用するかなどを語る。

 個々の選手についての評価もあり、こうした部分を読むと、今オシムさんが再び日本代表を率いたとしたらどんなチームになるかが伺えて興味深い。香川選手を代表監督当時知っていれば召集しただろうとか、本田選手の自己主張は今の日本代表には良い影響があるとか、その視点はかつてと変わらず興味深い。オシムさんは個人主義には否定的だが、日本には個の力も必要と考えていて、「日本に欠けているのは、チームを勝利に導ける個人主義者だ」(p.119)という言葉もある。

 男子代表の話題に限らず、2011年の女子W杯で世界一になったなでしこジャパンについて、東日本大震災に遭った日本へのメッセージ、2003年から率いたジェフユナイテッド市原(現在のジェフユナイテッド千葉)のサッカー、そして1968年にユーゴスラビア代表として出場したヨーロッパ選手権など、多岐にわたる話題が語られる。ジェフについての回想からは、決して強豪ではなかったチームをいかに優勝を争うチームにできたかが分かる。

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