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2014年11月 9日 (日)

静と動のミニマルミュージック:第15回「新しい耳」音楽祭の第一夜、加藤訓子パーカッションリサイタルを聴く

Kuniko Plays Reich Cantus

 11月1日(土)、三軒茶屋のサロンテッセラに、第15回「新しい耳」音楽祭の第一夜、加藤訓子さんのパーカッション・リサイタルを聴きに行く。ピアニストの廻由美子氏の企画で年二回行われる公演のシリーズ。これまでの公演記録を見ると、比較的20世紀から現代の作曲家による作品が演奏されているようです。

 加藤訓子さんの演奏を初めて聞いたのは2008年で、その時から音楽の世界に惹かれている。これまで聴いたことのないような音楽を生み出そうとするイマジネーションがあって、それを実際に音楽にする演奏の技術があって、聴く度に新鮮な体験をしている。
 日本国内だけでなく、世界中で演奏をされているような方なので、東京近郊でのコンサートにはできるだけ足を運ぶようにしている。

 今回のプログラムは、前半がスティーヴ・ライヒ、後半がアルヴォ・ペルトが中心。どちらも20世紀の作曲家で、演奏したのは近年加藤さんがマリンバのためにアレンジして、CDにも録音している曲。
 二人とも、作品はミニマル・ミュージックと呼ばれることが多いと思うのだけれど、印象は好対照。ライヒの音の連なりには躍動感に近い力強さがあって、いわば動のミニマル。一方ペルトの音は、時に非常に微かな音だけれども、そこには聞き逃せない、良い意味での緊張感があって、こちらは静のミニマル。この両方を聴くことができたのが興味深かった。
 また、それぞれの作品の間にJ.S.バッハの作品が入るのもいい。特に「無伴奏チェロ組曲 第1番」がマリンバのソロで演奏されたのは初めて聴いたけれど、これは不思議な感覚。
 アンコールには、先日エストニア(ペルトの出身国)を訪れた際に教わったという、合唱曲の愛国歌を演奏。これは、人々の間で歌い継がれている親しみやすさや素朴な美しさがありました。

 会場は、三軒茶屋の駅前。住所や地図を見ても、「ここにそうしたホールはあっただろうか?」と思うような場所でしたが、ビルの四階にある会場は独特な趣があって、来るまでの喧噪を忘れるような空間。また客席70席というサイズで演奏を聴くことができたのも、贅沢な時間を過ごしたという思いになる。

新しい耳 音楽祭公式ホームページ http://atarashii-mimi.jp/

テッセラの秋・第15回音楽祭「新しい耳」

第1夜 11月1日(土)16時開演
加藤訓子 パーカッション・ソロ ~ライヒ~ペルトの世界~

J.S バッハ:平均律ピアノ曲集第1巻より「プレリュード BWV846」
スティーヴ・ライヒ/加藤訓子:シックス・マリンバ・カウンターポイント
J.S バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
スティーヴ・ライヒ/加藤訓子:ニューヨーク・カウンターポイント (マリンバヴァージョン1985/2012)

J.S バッハ:フーガ ト短調 BWV 1000
アルヴォ・ペルト/加藤訓子:ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌(1977/ 2012)
アルヴォ・ペルト/加藤訓子:フラトレス(1977-1992/2012)
ハイウェル・デイヴィス:パール・グラウンド(2003)
アルヴォ・ペルト/加藤訓子:鏡の中の鏡(1978/2012)

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