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2015年3月10日 (火)

おもしろい 買ってよかった このゲーム:PS VITA「うた組み575」レビュー

PSVita用ソフト「うた組み575」 完成プロモーションムービー

 PS VITAを買って真っ先に遊んだゲームは、「初音ミクProject DIVA f 2nd」かと思いきや、同じセガの音楽ゲーム「うた組み575」だったのです。

●このゲーム 果たしてどんな ゲームかな

 一般的な音楽ゲーム同様、リズムにあわせて画面をタッチして曲を演奏するのだけれど、このゲームには独特な要素がある。
 それは、歌の歌詞の一部も単語を選んで当てはめていくということ。音は画面の左右を流れるマーカーをタッチ。一方歌詞は画面の中央に虫食い式で歌詞が表示されるので、下に出てくる候補からやはりタッチで選ぶ。これが、今までにない感覚。歌詞がすべて五七五の文字数なのも、このゲーム特有のリズムを作っている。

 といっても、決して難しくはない。慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、各曲のショート、ミドルモード(曲の長さ。イコール難易度と考えていいと思います)なら、音楽と言葉がうまく合わさっていく面白さを味わえる。
 ロングモードは、曲によって「右手でメロディーを刻みながら左手で言葉を選択」とか、「背面タッチでメロディー、前面は言葉をタッチ」といった複雑な操作も出てくる。
 ただ、スタッフロールは、ゲーム中のすべての楽曲のショート、ミドルをクリアすると表示されるので、まずはそこを目標に、ということでいいのかも。

飛び出せ授業 / ラマーズP【『うた組み575』プレイ動画 】

●ふと気づく こいつはすごい 技術だと

 あと、歌詞は文字数さえ合えば「一致」評価でコンボもつながるので、とりあえず文字数を埋めちゃうのもあり。例えば、

  ふたりでね
  ○○○○○○○
  どこまでも

 の○にあてはめる歌詞として

「ある」「いて」「いこう」という候補が出たりする。まあこれは、

「あるいていこう」

 が「完全一致」の答えなのだろうが、

「いこうあるいて」

 でも文字数があっているので「一致」にはなる。もっと極端に、

「いていこうある」

 という謎の文章でも「一致」になる。歌によっては、わざと「似ているけれど間違いの歌詞」が並んでいることもあって、焦ってそれを選んじゃうのは悔しくも面白い。
  そしてすごいのは、そういう謎の文章でもちゃんとキャラクターが歌うこと。ボーカロイドを使っているし、言葉も完全に自由に選べるわけではないので、可能 ということは分かるのだが、処理落ちもなく動くのはハード、ソフト両方の技術を感じる。それも、技術が「これでもか」と出ているわけでもなく、遊んでいて ふと気づくのがすごい。

●萌えちゃいな 小豆と抹茶の かわいさよ

 ゲームの設定は、高校一年生の正岡小豆と小林抹茶がネットの動画サイトで「自作曲を歌って踊ってみた」を配信するというもの。キャラクターデザインは、かんざきひろ氏。
 ゲームは、音ゲーの部分と、ふたりのトークのパートからなる。トークパートは小豆も抹茶もすべてのセリフに声付き(声は大坪由佳さんと大橋彩香さん。346プロダクションのプロデューサーの方にはお馴染みかもしれませんね)。
 鎌倉の町並みを背景にふたりが踊る音ゲーパートも含めて、魅力的。私はキャラクターに萌えるということはあまりないのですが、この二人組はかわいいね。

●クリア後も 長く遊べる 楽しんで

 ひとまず、スタッフロールを見るところまで遊びました。全曲のショートとミドルをクリア。
 ここからは、ロングバージョンに挑戦したり、歌詞をアレンジして遊んだり、キャラクターの服装をチェンジしたり、色々。これらの追加要素は、曲をクリアすると溜まっていく得点で入手できる。人によって楽しみ方は色々。
 いやあ、でもこのゲームは新鮮で面白いと思うよ。

・SEGA | うた組み575 : http://project575.jp/utakumi575/

 そして、調べていて知ったのだけれど、「うた組み575」は「Project575」というプロジェクトのひとつとしてゲーム化されたらしい。で、「うた組み575」の主人公、正岡小豆と小林抹茶も登場するアニメが昨年放送されていたらしい。

・TVアニメ GO!GO!575|SEGA : http://gogo575.sega.jp/

 ということでアニメのサウンドトラック&DVD&Blu-rayのセットと「うた組み575」の収録曲が入ったCDも買いました。

 発売から一年経って遊び始めるという、結構出遅れていますが、でも面白いので、これからも遊んでいきます。


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