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|オードリー・ヘプバーン – 5月6日(金)公開!映画「オードリー・ヘプバーン 」公式 サイト: https://audrey-cinema.com/
オードリーの生涯については、なんとなく分かっているつもりではいた。もう20年近く前だけれど、2004年に日本で行われた「オードリー・ヘップバーン展」を見て(おそらく没後10年ってことでの開催だったのかな)、映画以外の、人間としてのオードリーについて知ることが出来たのを覚えている。
この映画は、オードリーのインタビューや、過去の映像関係者の証言から、オードリーの生涯を振り返る。映画を見て、更に深く、オードリー・ヘプバーンのさらに奥深いところを見ることが出来た気がする。
あれだけ、俳優として世界中で愛された人が、私生活では愛に恵まれなかったというのが、切ない。映画の中でオードリーの友人が「男運はなかった」という話をしていたけれど、エピソードを聴くとたしかにそう思う。そしてそれゆえに、彼女は他の人に愛を注いだ人だったんだなあと思う。
第二次世界大戦を経験している世代であり、幼い頃に両親の離婚も経験しているとか、色々なことがあった人。そのために心配性であり、コンプレックスも抱えていたらしい。それでもスターとして輝き続けたというのは、そうした経験や人間性がなし得たことだったのかなあ。晩年をユニセフでの活動にささげたのも、幼い頃に戦争の影響で食料がなく、栄養失調になり、戦後にユニセフの支援で救われた経験があったのだという。
もうひとつ、ショービジネスに取り込まれなかった人だったのだと思う。こどもと過ごす時間のために10年間仕事を断ったり、私生活は明らかにせず、静かな生活を望み、最後はスイスで過ごした。その生活も、質素でシンプルなものだったらしい。その様子は、「普通の人」だったらしい。カメラの前でのオンのオードーリーと、それ以外のオフのオードリーははっきり分かれていたのだろう。もしかしたらそれは、生活に心配しなくてよいだけの富を得たから
映画を見終えて思うのは、スクリーンの中で役を演じるオードリーも魅力的だし、それ以外の場面での人間としてのオードリーも魅力的だということ。だから、ずっと語り継がれるし、ずっと憧れる人が多いのだろうと思う。
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(2004年の「オードリー・ヘップバーン展 Timeless Audrey」について)
(公式サイト)|Bunkamura 「オードリー・ヘップバーン展 Timeless Audrey」: https://www.bunkamura.co.jp/old/museum/lineup/04_audrey/index.html
(私のレポート)|「オードリー・ヘップバーン展 Timeless Audrey」レポート(2004年6月・渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムにて)https://konohamoero.web.fc2.com/report/r_0406audrey.html
※当時20代の自分が書いているので、文章は若書きです